ローマの噴水

デジタル大辞泉プラス 「ローマの噴水」の解説

ローマの噴水

イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギの交響詩(1914-1916)。原題《Fontane di Roma》。『ローマの泉』とも呼ばれる。のちに作曲された『ローマの松』、『ローマの祭り』とともに、ローマ三部作と呼ばれる。ローマ有数の観光名所であるトレビの泉をはじめ、ローマ市内の四つ噴水着想を得た作品

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のローマの噴水の言及

【レスピーギ】より

…モンテベルディの作品をはじめ多くのイタリアの古い作品の編曲をしていることにもうかがえるように,彼の作品は古来の伝統に根ざしながら,一方R.シュトラウスや印象主義などの影響のもとに,巧みな管弦楽法によって絵画的に描き出すことに特徴がある。代表作である交響詩《ローマの噴水》(1916),《ローマの松》(1924),《ローマの祭》(1928)とならんで,管弦楽曲《ボッティチェリの3枚の絵》《リュートのための古代舞曲とアリア》,合唱曲《キリスト降誕のためのラウダ》,多くの歌曲,オペラ,室内楽曲を残している。【小場瀬 純子】。…

※「ローマの噴水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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