ワグネル石(読み)ワグネルせき

最新 地学事典 「ワグネル石」の解説

ワグネルせき
ワグネル石

wagnerite

化学組成(Mg, FePOFの鉱物単斜晶系,空間群P21/a, 格子定数a1.192nm, b1.253, c0.965, β108°07', 単位格子中16分子含む。縦に条線のある柱状結晶あるいは塊状。黄・灰・緑・黄赤・赤褐色などを帯び,半透明ないし不透明で,ガラス~樹脂光沢劈開{100}・{120}に不完全,{001}にわずか。硬度5~5.5, 比重3.15。薄片では無色,屈折率α1.568, β1.572, γ1.582, 2V(+)28°, 光分散rv弱。主に,リン酸塩ペグマタイトの石英脈中にマグネサイト・天らん石その他リン酸塩鉱物に伴う。また磁鉄鉱鉱石中や溶岩・片麻岩中にもみられる。名称は,ミュンヘンのドイツ人鉱山官F.M.v.Wagner(1768~1851)にちなむ。

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