精選版 日本国語大辞典 「わろうだ」の意味・読み・例文・類語 わろうだわらふだ 〘 名詞 〙 藁(わら)、藺(い)、蒲(がま)、菅(すげ)などを渦巻状に編んだ、円形の敷物。円座(えんざ)。わらざ。わらだ。わろうだ〈一遍聖絵〉[初出の実例]「却き蒲団(ワラフタ)に倚りゐて彌よ励む」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))「つきづきの殿上人はすのこにわらうだめして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のわろうだの言及 【円座】より …これに対し無面円座は菅(すげ),藺(い),蔣(まこも),藁(わら)などで渦巻状に編みつなげて円形に作るもので,縁はつけない。一般には〈わらふだ(わろうだ)〉とよばれていたが,菅円座などともよんだ。菅製のものが上等とされ,とくに讃岐(さぬき)産が珍重され,古代から宮中御料とされている。… ※「わろうだ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by