ヲンコロマナヱ(読み)をんころまなゑ

日本歴史地名大系 「ヲンコロマナヱ」の解説

ヲンコロマナヱ
をんころまなゑ

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、河川名などとしてもみえ、「ヲンコロマナイ」(武藤「蝦夷日記」、「廻浦日記」)、「ヲンコロマナヱ」(西蝦夷地日記)、「オンコロマナイ」(観国録)、「ヲンコノマナイ」(西蝦夷地名考)などと記され、天保郷帳では「ソウヤ持場」内に「ヲンコロマナヱ」とある。谷口青山沿岸図(寛政一〇年、市立函館図書館蔵)にヲンコロマナイとみえ、「夷ヤ九」。「西蝦夷地日記」に「蝦夷家六軒 男女三十三人 同所小使ウシヤモツテ」とある(文化四年九月二一日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android