アッカーマン機構(読み)アッカーマンキコウ(その他表記)Ackerman system

デジタル大辞泉 「アッカーマン機構」の意味・読み・例文・類語

アッカーマン‐きこう【アッカーマン機構】

自動車の前車軸の両輪がキングピンを中心に首を振る仕組み。カーブを円滑に回れる。1818年に英国アッカーマン(Ackerman)が発明

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アッカーマン機構」の意味・わかりやすい解説

アッカーマン機構
あっかーまんきこう
Ackerman system

自動車の操向方式の一つ。ガソリン自動車に先駆けて1818年にイギリスのアッカーマンによって発明されたもので、現在の四輪車および前2輪の三輪車のほとんどすべてに用いられている。それまでの両端車輪をつけた前車軸全体が首を振る馬車式に対し、前車軸の両端についた車輪のみがキングピンを中心に首を振る。左右前輪の軸の延長線が、後車軸の延長線上の1点で交わるように首を振るので、スムーズに回ることができる。

[高島鎮雄]


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