アッセマニ(その他表記)Joseph Simonius Assemani

改訂新版 世界大百科事典 「アッセマニ」の意味・わかりやすい解説

アッセマニ
Joseph Simonius Assemani
生没年:1687-1768

マロン派司祭,東洋学の開拓者。シリアのトリポリ出身,ローマのマロン派神学校を卒業。バチカン図書館につとめ,東方から多数の写本を集めた。1736年には教皇使節としてマロン派主教会議に出席,ローマ教会との合同をとり決めさせた。主著《東方文庫》4巻(1719-28)はシリア語文書の集成。甥で同姓のステファヌス・エウォディウス・アッセマニStephanus Evodius A.(1711-82)も東洋学者として著名
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む