使節(読み)シセツ

デジタル大辞泉 「使節」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【使節】

《古く、中国で、他国に行く使者符節割符)を持参したところから》国家君主命令を受け、他国に派遣される人。「使節団」「文化使節
[類語]使者使い特使正使密使急使全権大使特命全権大使

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精選版 日本国語大辞典 「使節」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【使節】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔、中国で他国に使者として行く人は符節(割符)を賜わり、これを持参したところからいう ) 国家、または君主の命を受けて、その代表として諸方に使する人。使臣。
    1. [初出の実例]「御馬使左近府生下毛野敦利候院人、二ケ度勤使節也」(出典中右記‐保安元年(1120)一二月一九日)
    2. 「剰(あまつさへ)藩屏の中にして、使節(シセツ)誅戮(ちうりく)する条、罪科軽にあらず」(出典:太平記(14C後)一〇)
    3. [その他の文献]〔周礼‐地官・掌節〕

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普及版 字通 「使節」の読み・字形・画数・意味

【使節】しせつ

朝廷の使者。〔周礼地官、掌節〕國の、山國には虎を用ひ、土國には人を用ひ、澤國にはを用ふ。皆金なり。

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