アトウォーター係数

栄養・生化学辞典 「アトウォーター係数」の解説

アトウォーター係数

 アトウォーターのカロリー係数ともいう.食品エネルギーの表示法で,ごく一般的に用いられている係数.食品の燃焼熱から,それを摂取した場合に糞に排泄される部分の燃焼熱と,尿に排泄される部分の燃焼熱を差し引いて求める.通常の食品の場合,炭水化物(差し引き炭水化物)を4kcal/g,タンパク質を4kcal/g,脂質を9kcal/g,とする.アトウォーターは,これを多くの食品について混合食として測定し,それぞれの食品について平均の値を求めこの係数を提案した.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む