アドレナリンレセプター

栄養・生化学辞典 「アドレナリンレセプター」の解説

アドレナリンレセプター

 アドレナリン受容体アドレノセプターともいう.エピネフリンアドレナリン),ノルエピネフリンノルアドレナリン)が結合して,細胞が応答するためのレセプターアゴニストアンタゴニストに対する結合性,応答性から,αレセプター,βレセプターに大別され,さらにα1,α2,β1,β2に分類される.これらは遺伝子もクローニングされている.近年β3レセプターも認められた.α1レセプターはホスホリパーゼCを活性化,α2アデニル酸シクラーゼ抑制して,細胞内のcAMPを低下させ,β1,β2は活性化してcAMPを上昇させる.α1,α2にはさらにサブタイプがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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