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アミトリプチリン amitriptyline

翻訳|amitriptyline

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アミトリプチリン
amitriptyline

三還系抗うつ剤の一種。内因性うつ病患者の抑うつ状態を取除き,思考力や集中力を低下させる作用をする。作用機序は視床下部,辺縁系,網様体で神経細胞から遊離した神経伝達物質としてのカテコールアミン,インドールアミンの再取込みを抑制し,伝達物質の活性を持続させるものと考えられている。そのほか,抗コリン,抗セロトニン,抗ヒスタミン作用も認められている。夜尿症治療にも使われる。副作用にはアトロピン作用による口渇,便秘,眼圧亢進などや,循環器症状として起立性低血圧がある。ほかに錐体外路性症状や黄疸がみられることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のアミトリプチリンの言及

【躁鬱病】より

…この酵素抑制作用が抗鬱作用と関係があると考えられ,64年くらいまでに多くのモノアミン酸化酵素抑制薬が抗鬱薬として登場したが,心因性鬱病にしか効かないことと肝障害を起こすことから利用されなくなった。他方,鎮静薬として作られたイミプラミン(商品名イミドール,トフラニール)が鬱状態を改善する力をもっていることがクーンによって見いだされ,以後その誘導体であるデスメチルイミプラミン(商品名ペルトフラン),アミトリプチリン(商品名アデプレス,ラントロン,トリプタノール),ノルトリプチリン(商品名ノリトレン),プロトリプチリン,ドキセピンなどのいわゆる三環系抗鬱薬が続々と登場した。モノアミン酸化酵素抑制薬は脳内の神経刺激伝達物質であるセロトニンやカテコールアミンなどの活性を高める。…

※「アミトリプチリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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