コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アラゴ人 アラゴじんArago man

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アラゴ人
アラゴじん
Arago man

フランスのピレネー地方のトータベルにあるアラゴ洞窟で発見された化石人類。アシュール期およびタヤック期の石器を伴い,年代は約 45万年前のミンデル氷期と推定されている。人骨は複数個体の顔面骨格,頭頂骨下顎骨,寛骨などからなる。分類上の位置づけに関しては,原人 (ホモ・エレクトゥス) と考える立場と,古型のホモ・サピエンスと考える立場とがある。顔面のよく保存された化石人類としては,ヨーロッパ最古の重要な標本である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アラゴじん【アラゴ人 Arago man】

フランスのピレネー・ゾリアンタル県トータベル村のアラゴ洞窟で,1969‐71年に発掘された化石人類。時代は更新世中期,リス氷期のはじめ(約30万年前)と推定されている。共伴した石器はタヤク文化に属する。人骨化石は成人頭蓋1,下顎骨2,遊離歯その他からなり,頭蓋の頭頂部と後頭部は欠けているが,顔面がよく保存されている。前頭骨の傾斜と扁平さ,突顎の強さ,おとがいの欠如などからみて,原人Homo erectusの進化段階に属すると考えられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

アラゴ人の関連キーワードペトラロナ人

今日のキーワード

スカジャン

神奈川県横須賀市発祥のジャンパー。おもに化繊の生地の、スタジアムジャンパー風のデザインのジャンパーの背中に、虎や龍、富士山など和風のモチーフの刺繍を施したもの。第2次世界大戦後、横須賀基地に駐留したア...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android