ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルテス・ムゼウム」の意味・わかりやすい解説 アルテス・ムゼウムAltes Museum ドイツの建築家 K.シンケルがベルリンに設計した,当時の帝室美術館 (現ベルリン国立美術館の旧館) 。 1823年から 28年にかけての建造で,1830年開館した。のちに A.シュテーラー設計による新館ができたため,アルテス (旧) の名で呼ばれる。ファサードにはイオニア式オーダーの柱を 18本並べ,古代ギリシアのストアを思わせる形式をとっており,内部にはパンテオンに範をとった円形のホールが配置されている。シンケルの空間構成力がよく示されている作品で,内外の壁画も彼自身が制作している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by