アルーバ島(読み)あるーばとう(その他表記)Aruba

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルーバ島」の意味・わかりやすい解説

アルーバ島
あるーばとう
Aruba

西インド諸島にあるオランダ自治領。カリブ海南部、同じくオランダ自治領であるキュラソー島の西68キロメートルに位置する。面積180平方キロメートル、人口9万1065(2000)。中心都市はオラニエスタットOranjestad(人口2万9000、1998年推計)。15~16世紀にスペインによって植民が始まり、17世紀にオランダ人が入ってきた。1828年からオランダ領西インド諸島、1845年からオランダ領アンティルの一部となり、1954年には実質的な自治を獲得した。その後、アルーバ島の独立が計画されて1986年にオランダ領アンティルから分離され、オランダ政府は10年後の完全独立を約束した。しかし、1990年にはアルーバ側の意向により完全独立は無効となり、オランダ領アルーバのままとなった。石油精製が主産業。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android