アンガラ植物群(読み)アンガラしょくぶつぐん(その他表記)Angara flora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンガラ植物群」の意味・わかりやすい解説

アンガラ植物群
アンガラしょくぶつぐん
Angara flora

ロシアのクズネツク盆地からシベリアを経て,沿海州にいたる広大な地域に分布する石炭紀からペルム紀後期の化石植物群ガンガモプテリスなど 600種類ほどが知られている。石炭紀になって世界の植物群はレピドデンドロプシス植物群とアンガラ植物群に分れ,石炭紀の終りからペルム紀にかけてゴンドワナ,アンガラ,ユーラメニア,カタイシアの4つの植物群に分れたとされる。

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世界大百科事典(旧版)内のアンガラ植物群の言及

【アンガラ大陸】より

…古生代後期のアンガラ植物群Angara floraが分布したウラル地方から沿海州にいたる広大な地域を,南半球のグロッソプテリス植物群で特徴づけられたゴンドワナ大陸と対立させてアンガラ大陸と呼んでいる。先カンブリア時代から古生代前半では両大陸や北アメリカ,ヨーロッパの各大陸が一つの超大陸(パンゲア)を形成していた。…

※「アンガラ植物群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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