ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンブロジオ聖歌」の意味・わかりやすい解説
アンブロジオ聖歌
アンブロジオせいか
Ambrosian chant
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…聖歌の名前は,中世の典礼の整備と布教活動に大きな功績のあった教皇グレゴリウス1世(在位590‐604)にちなんでいるが,歴史的に見れば,およそ12~13世紀まで創作が続けられた。その間に,東方聖歌を受け入れる最初の拠点になったミラノのアンブロジオ聖歌,アルプス北方のガリア聖歌,スペインのモサラベ聖歌など地方的な典礼も存在したが,ローマ教皇権の拡大に伴ってしだいに統一へと向かった。今日の研究によれば,その間に予想以上に北方からの影響が強かったことが指摘されている。…
※「アンブロジオ聖歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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