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イムヘテプ Imhetep

世界大百科事典 第2版の解説

イムヘテプ【Imhetep】

エジプト第3王朝のジェセル王に仕えた大臣。ヘリオポリスの神官であるが,サッカラにジェセル王の階段状ピラミッドとそれをとりまく陵墓の複合体を建設したことで知られる。切石造の建築を造った最初の建築家で,名前の知られる最古の建築家である。医者であったともいわれる。死後も知者として名高く,後世半神として尊崇され,プトレマイオス王朝時代には医術の神とみなされ,ギリシアでは医神アスクレピオスと同一視されるに至った。

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世界大百科事典内のイムヘテプの言及

【建築家】より

…つまり,単に大規模で重要な建物を建てるだけでなく,道路,橋梁,水道,港湾のような土木工事,城壁,要塞,攻城機械,投石機のような軍事技術,日時計,水時計,揚水機,起重機,運搬機のような機械製作も行う多芸多才な技術者で,平時には神殿その他を建て,戦時には軍事技術者として従軍し,攻撃や防備の施設や道具をその場で考案しつくり出す技術家であった。
[古代の建築家]
 建築史に現れる世界最初の建築家は,古代エジプト第3王朝のジェセル王の宰相イムヘテプで,王のためにエジプト最古の石造建造物,サッカラの階段ピラミッドとその付属建造物(前2600ころ)を建設した。この建物は,古代エジプトにおいてもすでに不滅の傑作と見なされていたようで,イムヘテプはやがて神格化され,建築家の守護神と見なされた。…

※「イムヘテプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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