インディアナポリス500マイル(読み)インディアナポリスごひゃくマイル(その他表記)Indianapolis 500

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

インディアナポリス500マイル
インディアナポリスごひゃくマイル
Indianapolis 500

1911年に第1回が行なわれ,同一コースで開催され続けている世界的なレースでは最古といわれるアメリカの自動車レース。通称インディ 500」。F1モナコグランプリ,耐久レースのルマン 24時間と合わせて「世界三大自動車レース」とされ,決勝の観衆は 40万人をこえる。現在はインディカー・シリーズの一戦に数えられる。使用するのは内側傾斜のつけられた左コーナーと直線をつないだ楕円形のコース。フォーミュラカーのインディカーと呼ばれるマシンが,1周 2.5マイルのコースを 200周して競う。インディカーの最高速度は時速 300kmを軽くこえる。開催場所のインディアナ州インディアナポリスのモータースピードウェーは初期の路面は煉瓦敷き。煉瓦路面はスタート兼ゴールラインにいまも約 90cm幅だけ残されている。優勝者は表彰式でミルクを飲んで祝う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android