インド相撲(読み)いんどずもう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インド相撲
いんどずもう

インドで行われている相撲で、クショテーという。約2500年前の釈迦(しゃか)一代記の仏教経本に、釈迦が太子のころ、相撲の勝負によって妃(きさき)を得た説話が、「争婚」と題して記されている。のちに経本がインド人によって漢訳されたとき、中国の「角力」と区別して「相撲」の文字が創案された。古代から全国的に行われ、インドの国技とされていたが、現在はムンバイ(ボンベイ)と東部のオリッサ周辺で盛んである。競技ルールは、約4メートル四方に設けられた砂地の上で、相手を投げ倒し、あおむけにして押さえ込み、背中または両肩を地面につけると勝ちになる。勝負は三番勝負によって決められる。年1回の大会に備え、各地に日本の相撲部屋と同じような力士養成の道場があり、練習場は見物人が観戦できるように設備されている。[池田雅雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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