太子(読み)コニセシム

デジタル大辞泉の解説

コニセシム【太子】

《古代朝鮮語》三韓の皇太子。コンセシム。

たい‐し【太子】


皇位を継ぐものと定められている皇子や王子。東宮(とうぐう)。ひつぎのみこ。
古代中国の、天子諸侯の世継ぎ。
聖徳太子」の略。

たいし【太子】

大阪府南東部、南河内郡の地名。二上山(にじょうさん)西麓で、小野妹子(おののいもこ)の墓、聖徳太子の廟(びょう)などがある。
兵庫県南西部、揖保(いぼ)郡の地名。姫路市の西隣にあり、斑鳩寺(はんきゅうじ・いかるがでら)は聖徳太子の建立といわれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

たいし【太子】

将来、帝位を継ぐ皇子や王子。 「皇-」 「立-」
中国古代の天子や諸侯の世継ぎ。嫡男。
○ 聖徳太子のこと。
蘭奢待らんじやたいと並称される名香木。木所きどころは赤栴檀しやくせんだん。法隆寺に伝わり聖徳太子が仏像を作らせた残木といわれる。信長・明治天皇などが截香。法隆寺とも。

たいし【太子】

大阪府南東部、南河内郡の町。聖徳太子の墓(磯長墓しながのはか)がある。
兵庫県南西部、揖保いぼ郡の町。姫路市に接し、住宅地化が進む。聖徳太子ゆかりの地で、斑鳩寺がある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

コニセシム【太子】

〘名〙 (古代朝鮮語で、「コニ」は大の意、「セシム」は王子の意か) 百済の王子、皇太子。コンセシム。
※書紀(720)継体七年八月(寛文版訓)「秋八月癸未の朔戊申に百済太子(コニセシム)(〈別訓〉こむせしむ)淳陀薨(みうせ)ぬ」

コンセシム【太子】

〘名〙 =コニセシム
※書紀(720)継体七年八月(寛文版訓)「百済太子(こにせしむ)(〈別訓〉コムセシム)淳陀薨(みうせ)ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の太子の言及

【皇太子】より

…天皇の位を継ぐべき皇子。たんに太子ともいい,〈ひつぎのみこ〉〈もうけのきみ〉,東宮,春宮,儲君(ちよくん)ともいう。皇太子は,天皇在位中に,皇子,皇孫,皇兄弟またはその他の皇親のうちから定められ,立太子の儀が行われるのが恒例である。…

※「太子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ビル風

高層建築物の周辺でみられる、建物による風の乱れをいう。風向の変化のほかに風速の強弱によって表される。一般には、高層ビルの周辺で吹く強い風をさすことが多い。 風の強くなる場合として次の三つがある。(1)...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

太子の関連情報