インパクトレンチ(その他表記)impact wrench

デジタル大辞泉 「インパクトレンチ」の意味・読み・例文・類語

インパクト‐レンチ(impact wrench)

電気圧縮空気などを用いて、回転と同時に打撃を加えるレンチ。回転させるだけよりも大きな力をかけることができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インパクトレンチ」の意味・わかりやすい解説

インパクトレンチ
impact wrench

ボルトナットなどのねじ類を打撃回転力を用いて能率よく,確実に締めつけたり,ゆるめたりするための作業工具であり,圧縮空気作動型と電動作動型とがある。前者のほうが一般的であり,圧縮空気で駆動されるロータに直結されたハンマで,衝撃的にソケット (ボルト頭部やナット) 部を回転させる構造になっている。締めつけトルクの抑制装置がないと,正確,均一に締めつけることができないので,ラチェットトーションバーとストップバルブを備えたトルクコントロール・インパクトレンチがよく用いられる。ソケット部が一般のねじ回しの形をしたものをインパクトドライバという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android