精選版 日本国語大辞典 「能率」の意味・読み・例文・類語
のう‐りつ【能率】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
生産活動の技術的有効性を示す指標で、通常は標準と実績を対比して百分比で示す相対能率をもって単に能率という。具体的には、機械能率、製造能率、労働能率などで測定する。機械能率は、エネルギーの投入に対する産出の割合でとらえ、「エネルギー効率80%」のように表す。製造能率は、必要資材量ないしその費用と実現可能な標準との比率、あるいは、実際使用資材量ないしその費用と実現可能な標準との比率をいう。労働能率は、実際作業量と実現可能な標準作業量の比率であるが、この場合、作業量を時間で表せば、実際作業時間と標準作業時間の比率で示される。19世紀末、アメリカで人間作業の能率化が問題になり、能率増進の諸策が推進され、それが科学的管理に発展した。しかし、その後の機械化の高度化と生産のシステム化は、個別作業の能率を内包する、より広い指標を求めるようになり、生産性の概念に重点が移行したが、能率の指標が不要になったわけではない。
[森本三男]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新