ウミヤック(その他表記)umiak

翻訳|umiak

改訂新版 世界大百科事典 「ウミヤック」の意味・わかりやすい解説

ウミヤック
umiak

北アメリカの極北圏に住むエスキモーが昔から使用している大型ボート。この名称は東エスキモー語に由来し,女性用ボートともよばれる。構造的には木材流木)で骨組みをつくり,外側にアザラシなどの海獣毛皮を張り,縫い合わせてある。片側に扁平部のある木製オールで漕ぐ。季節的な移動時に大量の荷物を運搬したり,クジラ漁に用いられている。現在では船外モーター付きの金属製のボートが普及しているが,アラスカ西部,北西部などの海岸集落では,水上で音をたてないという理由で,いまでもクジラ漁に使用されている。
カヌー →カヤック
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 小谷

世界大百科事典(旧版)内のウミヤックの言及

【舟∥船】より

…皮舟の代表的なものの一つが,イギリスやアイルランドの河川で用いられているようなコラクルcoracleと呼ばれる舟であるが,似た形の皮舟は古代メソポタミアでもすでに知られていた。このほか,エスキモーのウミヤックカヤックなども皮舟の一種である。ウミヤックはボート型で,おもに運搬や漁などに用いられ,エスキモーのほかにも,シベリアのチュクチ,コリヤーク,カムチャダール,ヤクートなどの民族が利用している。…

※「ウミヤック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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