ウーウェイ(武威)地区(読み)ウーウェイ(英語表記)Wuwei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウーウェイ(武威)地区」の意味・わかりやすい解説

ウーウェイ(武威)〔地区〕
ウーウェイ
Wuwei

中国西北地方,カンスー (甘粛) 省中部の地区。行政中心地のあるウーウェイ市ほか2県とティエンチュー (天祝) チベット (蔵) 族自治県から成る。北部と東部は乾燥平原で,テンゲル (騰格里) 砂漠を含む。南西部はチーリエン (祁連) 山脈北東麓にあたるホーシー (河西) 回廊で,シーヤン (石羊) 河水系に沿ってオアシスが発達。コムギトウモロコシアワが栽培される。草原ではヒツジ,ウマ,ウシ,ラクダなどの放牧が盛んである。ミンチン (民勤) 県は防風林やホンヤーシャン (紅崖山) ダムが建設され,砂漠を改造して農地を拡張した模範として知られる。ヤブライ (雅布頼) 塩湖では塩が採取される。南西部をランシン (蘭新) 鉄道が通る。人口 166万 9319 (1990) 。

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