日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウー・チン・ウ」の意味・わかりやすい解説 ウー・チン・ウうーちんうŪ Kyin U(1780?―1850?) ビルマ(現ミャンマー)のコンバウン王朝第2期に活躍した劇作家、詩人。同時代までに書かれていたピャザッ(戯曲)が読物風に冗長であったのに対し、一晩で上演できる程度のピャザッを初めて書いた作家として有名である。『マホウタダー』Mahawthda、『ウエッタンターヤー』Wethantaya、『パーパヘイン』Papheinなど七つのピャザッを残した。平易できびきびした文体は広く国民各層を魅了した。[奥平龍二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例