エギーユデュミディ(読み)エギーユデュミディ(英語表記)Aiguille du Midi

世界の観光地名がわかる事典 「エギーユデュミディ」の解説

エギーユデュミディ【エギーユデュミディ】
Aiguille du Midi

フランスアルプスのモンブラン山系に属する標高4107mの山。◇登山とスキーリゾートとして知られる同国東部のモンブランの麓の町シャモニー(Chamonix)から、標高3842mのエギーユデュミディの山頂駅までの2800m以上の標高差を、1955年開通のロープウェイで登ることができる。中間点のプランドレギーユで2つ目のロープウエーを乗り継ぐが、その所要時間は合計およそ20分である。山頂駅付近にはパノラマを堪能できる展望台のほか、カフェレストランや土産物店がある。また、山頂駅からは、イタリア側モンブランの最高地点である3462mのジュアン氷河のポアント・エルブロネに向かうゴンドラリフトが運行している。シャモニーのロープウエー乗り場は、鉄道シャモニーモンブラン駅から徒歩10分ほどのところにある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エギーユデュミディ」の意味・わかりやすい解説

エギーユデュミディ
Aiguille du Midi

フランス南東部,オートサボア県の山。アルプス山脈西部,フランス,イタリア,スイス国境上のモンブラン山塊中に位置する。シャモニー針峰群の最高峰。標高 3842m (南峰) 。南峰と北峰とから成る。シャモニーからロープウェーが北峰山頂まで架設されていて,展望は世界的に有名。山名は南の尖峰の意。

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