デジタル大辞泉 「展望」の意味・読み・例文・類語
てん‐ぼう〔‐バウ〕【展望】
1 遠くまで見渡すこと。また、そのながめ。見晴らし。「
2 社会の動き、人生の行く末などを見渡すこと。見通すこと。見通し。「将来に対する
[補説]書名別項。→展望
[類語](1)眺望・見晴らし・見通し・一望・概観・望遠・景色・風景・風光・
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
総合雑誌。第一次は1946年(昭和21)1月~51年9月、第2次は64年10月~78年8月。筑摩(ちくま)書房発行。編集長臼井吉見(うすいよしみ)。唐木(からき)順三、中村光夫(みつお)が参画、臼井は「展望」欄で骨太の筆陣を張って注目を浴びた。時流の浮薄に距離を置いた編集方針を貫き、世界史的視圏から現実を凝視、内省する重厚な論を集めた。和辻(わつじ)哲郎、柳田国男(やなぎたくにお)、梯明秀(かけはしあきひで)、梅本克己(かつみ)、中野好夫(よしお)、竹内好(よしみ)らが筆を振るい、宮本百合子(ゆりこ)、中野重治(しげはる)、高村光太郎、太宰治(だざいおさむ)、大岡昇平(しょうへい)らが力編を寄せ、椎名麟三(しいなりんぞう)は文壇的出発を果たした。復刊後は岡山猛らの編集。太宰治賞を創設、吉村昭(あきら)、秦恒平(はたこうへい)らを送り出した。
[高橋新太郎]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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