エゲの古代遺跡〈現在名ヴェルギナ〉(読み)エゲのこだいいせき〈げんざいめいヴェルギナ〉

世界遺産詳解の解説

エゲのこだいいせき〈げんざいめいヴェルギナ〉【エゲの古代遺跡〈現在名ヴェルギナ〉】

1996年に登録、2007年に登録内容が変更された世界遺産(文化遺産)。ギリシア北部・ピエリア山麓のヴェルギナ近郊にある考古学遺跡である。20世紀にモザイクの装飾のある宮殿跡らしき遺跡や紀元前11世紀以降の300を超す古墳群が発見されている。この地域は紀元前5世紀末にペラに遷都されるまで古代マケドニアの首都だったが、その場所は長い間不明とされてきた。ギリシアの考古学者マノリス・アンドロニコスが1977年に発掘した墓がマケドニア王フィリッポス2世(アレクサンドロス大王の父)の墓であると主張したことで注目を集め始めた。この主張どおりだとすると、フィリッポス2世はこの地で暗殺され、その跡を継いだアレクサンドロス大王(3世)は、この地を拠点にギリシア全土を統一し、大帝国を築き上げる基礎を創ったことになる。◇英名はArchaeological Site of Aigai(modern name Vergina)

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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