ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネアデス」の意味・わかりやすい解説 エネアデスEnneades プロチノスの晩年の著作 54編を弟子のポルフュリオスが体系的に編集したもの。全6巻各9章から成る。「徳について」「神の摂理について」「霊魂不滅について」など主題は多岐にわたるが,なかでも「美について」は有名。一者こそが真実在で,それは美そのもの,光であり,人はテオーリア (→観想 ) により質料の闇から一者へと回帰しなければならないと説く。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by