エビルン(遏必隆)(読み)エビルン(英語表記)Ebilun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「エビルン(遏必隆)」の解説

エビルン(遏必隆)
エビルン
Ebilun

[生]天命3(1619)
[]康煕12(1673)
中国,清初の政治家。ニオフル氏出身の 鑲黄旗満州旗人。開国の功臣エイドゥの第 16子で,生母は太祖ヌルハチ (奴児哈赤)の第4女和碩公主。天聡6 (1632) 年に父の一等子の爵位を継ぐ。太宗ホンタイジ (皇太極)の対明戦争に従軍し,順治8 (51) 年に一等公に進み,同 14年に鑾儀衛内大臣,太子太保となった。順治帝が没すると遺詔により,オボイ (鼇拝)スクサハ (蘇克薩哈)ソニン (索尼)とともに幼い康煕帝の輔政大臣となったが,オボイの独裁に抗しきれず,オボイが捕えられるとその専横に抗さなかった罪を問われたが,その一味ではないとして爵位を降ろされたにとどまり,その爵位もすぐに復した。康煕 12 (73) 年病没。エビルンの娘は康煕帝の孝昭皇后である。

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