遺詔(読み)イショウ

精選版 日本国語大辞典 「遺詔」の意味・読み・例文・類語

い‐しょうヰセウ【遺詔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いじょう」とも ) 先帝遺言(ゆいごん)遺勅
    1. [初出の実例]「太上天皇崩。遺詔」(出典:続日本紀‐大宝二年(702)一二月甲寅)
    2. 「康熙帝の遺詔をよめば、誠に開国の人君非常の帝なり」(出典:随筆・文会雑記(1782)附録)
    3. [その他の文献]〔史記‐秦始皇本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の遺詔の言及

【遺言】より

…したがって,この場合には,方式上無効となる確率はさらに低くなっている。【鳥居 淳子】
【日本における遺言の歴史】
 天皇が生前に死後の皇位継承,葬送やその他について指示したものは遺詔(ゆいしよう)・遺勅(ゆいちよく)という。古代では《万葉集》に大宰帥大伴旅人が病に際し,庶弟の稲公やおいの胡麿を呼びよせて〈遺言〉をしようとしたとあり,死を予期したときに遺言することが行われていたことが知られる。…

※「遺詔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む