エンドグリコシダーゼ

化学辞典 第2版 「エンドグリコシダーゼ」の解説

エンドグリコシダーゼ
エンドグリコシダーゼ
endoglycosidase

糖鎖切断酵素(グリコシダーゼ)には,糖残基を糖鎖の末端から単糖単位ではずしていくものと,糖鎖の内部に切断点を有し,2糖以上のオリゴ糖を遊離するものとに大別されるが,後者をいう.エンドは内部という意味.[CAS 52769-51-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエンドグリコシダーゼの言及

【糖タンパク質(糖蛋白質)】より

…このように糖鎖の末端から作用していく酵素はエキソグリコシダーゼとよばれるが,作用する単糖の種類などについて厳しい特異性をもっている。さらに糖鎖を内側から切断して少糖を遊離する酵素(エンドグリコシダーゼ)の作用が加わり,糖鎖の異化を効率的に進めている。複合型糖鎖の分解には,少なくとも6種のエキソグリコシダーゼと1種のエンドグリコシダーゼが作用することが判明している。…

※「エンドグリコシダーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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