残基(読み)ザンキ(その他表記)residue

翻訳|residue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「残基」の意味・わかりやすい解説

残基
ざんき
residue

V.パレートの社会学の体系理論を構成する基本概念の一つで,行為の合理化をはかる理論のなかで,人間の本能に対応する情緒的な部分をいう。彼は人間の行為または社会的事実に2つの要素を見出す。一つは恒常的な部分であり,種々の行為の根底をなす共通な心理的要素であって,これを名づけて残基という。他の一つは種々に変化しうる部分であって,派生体と名づけられる。残基は類別すると次のようになる。 (1) 結合の本能,(2) 集合体の持続,(3) 外部的行為により感情を表現しようとする欲求,(4) 社会性に関連するもの,(5) 個人とその所属物の保全,(6) 性的残基。

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