オリゴ糖(読み)オリゴトウ

デジタル大辞泉 「オリゴ糖」の意味・読み・例文・類語

オリゴ‐とう〔‐タウ〕【オリゴ糖】

oligosaccharide》⇒少糖類

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精選版 日本国語大辞典 「オリゴ糖」の意味・読み・例文・類語

オリゴ‐とう‥タウ【オリゴ糖】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] oligosaccharide の訳語 ) 加水分解すると、二~一〇個の単糖類を生じる糖類少糖類。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「オリゴ糖」の解説

オリゴとう【オリゴ糖】

ブドウ糖果糖などの単糖が2~10個程度結合したものの総称。代表的なものに、麦芽糖(マルトース)、ショ糖(シュクロース)、乳糖ラクトース)などがある。食物繊維と同様、腸内の余分なコレステロール胆汁酸を吸収して排泄する働きをもつほか、腸内のビフィズス菌などの腸内善玉菌の増加作用、血中コレステロール減少、肝機能の向上、虫歯予防、便秘解消、血糖値の正常化作用などの効果が期待できる。◇オリゴとは、ギリシア語で「少ない」を意味し、「少糖類(しょうとうるい)」とも呼ばれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

百科事典マイペディア 「オリゴ糖」の意味・わかりやすい解説

オリゴ糖【オリゴとう】

ブドウ糖や果糖などの単糖が2〜10個程度結合した糖類で,少糖ともいう。天然にも産するが,工業的にはデンプン,ショ糖などに酵素を作用させて作る。甘味料であるが,低カロリー,腸内細菌叢改善,虫歯をおさえるなどの機能性が注目され,健康食品として多く実用化されている。
→関連項目機能性オリゴ糖特定保健用食品

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化学辞典 第2版 「オリゴ糖」の解説

オリゴ糖
オリゴトウ
oligosaccharide

少糖類ともいう.一定少数の単離脱水縮合(一般には,グリコシド結合)したもので,溶解度,味,化学的性質などが単糖に類似したものの総称.その重合度により,二糖類,三糖類,四糖類,などに分類される.その上限は一定していないが,通常は六糖類または七糖類までであり,十糖類以上は多糖として区別している.植物界にはショ糖のほか,多くの種類のものが遊離または配糖体として広く分布している.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「オリゴ糖」の解説

オリゴ糖

 少糖,少糖類ともいう.基礎となる単糖が2〜数個(ときには数十個でも)グリコシド結合で重合した糖.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オリゴ糖」の意味・わかりやすい解説

オリゴ糖
おりごとう

少糖

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリゴ糖」の意味・わかりやすい解説

オリゴ糖
オリゴとう

少糖類」のページをご覧ください。

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