旺文社世界史事典 三訂版 「オガデン州解放運動」の解説
オガデン州解放運動
オガデンしゅうかいほううんどう
Ogadēn
ソマリ族は19世紀末エチオピアやケニアなどに広がっていたが,彼らの生活圏はフランス・イギリス・イタリア領などに分断された。この結果「大ソマリア主義」という民族統一の動きが生まれた。ソマリアは1960年に独立するが,ソマリ族の多いオガデン地方はエチオピアに編入され,これに不満をもったソマリア軍が77年同地方に侵攻するというオガデン紛争が勃発した。
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