オキトラギス(読み)おきとらぎす(英語表記)bicolorbarred weever

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オキトラギス
おきとらぎす / 沖虎鱚
bicolorbarred weeverredbarred weever
[学]Parapercis multifasciata

硬骨魚綱スズキ目トラギス科に属する海水魚。茨城県以南の太平洋沿岸と新潟県以南の日本海沿岸、朝鮮半島南岸、東シナ海、台湾まで分布する。体は円筒状。目は大きくて斜め上方に向く。背びれ(きょく)部基底は短く、背びれ軟条部と臀(しり)びれの基底は長い。背びれ棘部と軟条部の間に欠刻(切れ込み)がない。体は背側部が赤桃色で、腹側面は黄色。体側に5対の赤橙(せきとう)色の横帯、目の後方に2本の黄色横帯があり、尾びれ基底の中央に1個の黒色斑(はん)がある。水深約100メートルの大陸棚の砂泥底にすむ。底生の小形動物を捕食する。体長17センチメートルぐらいになる。機船底引網などで漁獲され、おもに練り製品の原料として利用される。トラギス科は日本近海から27種ほど知られているが、色彩がたいへんきれいな種である。[尼岡邦夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

アイントホーフェン

オランダの生理学者。旧オランダ領ジャワ島のスマランに、陸軍軍医の子として生まれた。陸軍の給費学生としてユトレヒト大学に学び、医師となった。1886年ライデン大学の生理学教授に任ぜられ、兵役を免除された...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android