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大陸棚 たいりくだな continental shelf

翻訳|continental shelf

8件 の用語解説(大陸棚の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大陸棚
たいりくだな
continental shelf

陸棚ともいう。大陸や大きな島の周辺の深さ約 200mまでの傾斜がきわめてゆるやかな海底。しかし,水深は地域によって多様である。平均の傾斜角度は約6′で,海岸平野の延長部とみなされ,地質学的には海水におおわれた大陸といえる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

大陸棚

大陸または島に隣接する棚状の海底。大部分は水深100〜200m、幅(低潮線から急に深くなる外縁までの距離)は平均72km、総面積は全海洋面積の7.4%。氷期の海面低下時の浸食作用で形成され、その後、堆積物に覆われてさらに平坦になったと考えられている。大陸棚海域は一般に好漁場で、海底石油や天然ガス鉱物資源の埋蔵量も多い。

(小林和男 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

大陸棚

大陸や島の沿岸から続く比較的浅い海底部分。国連海洋法条約では、地殻が陸地と同じ地質などと証明できれば、沿岸から200カイリ排他的経済水域(EEZ)を超えて最大350カイリまで、自国の大陸棚を延長できるとしている。

(2012-04-29 朝日新聞 朝刊 2総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

たいりく‐だな【大陸棚】

地理学上、大陸周辺にある、深海に向かう傾斜が大きくなる部分までの海底。おおむね水深約200メートルまでの領域。陸棚。
国連海洋法条約で認められた、各国が海底資源を優先的に利用できる海底。その国の排他的経済水域(沿岸200海里)の外側150海里か、水深2500メートル等深線から100海里のいずれか遠い方の範囲内で認められる。

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百科事典マイペディアの解説

大陸棚【たいりくだな】

陸棚とも。大陸周縁にある浅い平らな海底。平均傾斜0°07′,外縁は平均水深130mで傾斜の急な大陸斜面になる。面積は全海洋の7.4%。外縁水深はかなり一定だが,これは第四紀の最終氷期の海水準低下の際に波浪により平たん化されたもの。
→関連項目海底地形海洋法条約海洋油田漁業漁場石油石油探査底引網漁業大陸メタン・ハイドレート

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世界大百科事典 第2版の解説

たいりくだな【大陸棚 continental shelf】

大陸(あるいは島)に隣接する海底で,低潮線から始まり,大洋の深所に向かって傾斜の著しい増加がおこるところまでをいう。この傾斜変換点を連ねた地帯を大陸棚外縁shelf edgeという。大陸棚面積は全海洋面積の7.4%で,北半球では12%,南半球では3.9%である。三大洋のうち大西洋が9.9%,太平洋5.2%,インド洋4.2%である。大陸棚外縁の深さは30~600mにわたるが,多くは約140mである。大陸棚の幅は0~1400km,平均して約72km,平均傾斜0゜7′といわれる。

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大辞林 第三版の解説

たいりくだな【大陸棚】

地理学上、大陸の縁辺部にある水深200メートル程度まで続く緩やかに傾斜した海底。陸棚。
国際連合海洋法条約上、沿岸から二〇〇海里または大陸縁辺部の外縁(沿岸から最大三五〇海里)までの海底。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大陸棚
たいりくだな
continental shelf

海岸の低潮線から沖合いに向け深さが急に増大する所までの地域。非常に傾斜が緩やかで、傾斜角は平均でわずかに0度7分にすぎない。深さの傾斜が急増する所(大陸棚外縁)の深さは、場所によって30メートルから600メートルぐらいまであり、大陸棚の幅も、ほとんどないに等しいものから1400キロメートルにも及ぶ所まである。平均すると大陸棚の幅は72キロメートル、外縁の水深は140メートルとされている。海底は非常に平坦(へいたん)で、比高20メートルを超える凹凸はほとんどないが、ときには海底谷や海底凹谷などが刻まれていることもある。
 大陸棚の成因については、氷河期が関係していることが定説となっている。もっとも一般的には、いちばん最近の氷河期、ビュルム氷期(約2万年前)のおり、海水は雪氷となって大陸上に滞留したため海面が低下し、その過程で波食により平坦面ができ、ふたたび海面の上昇により水没して大陸棚になったと考えられている。ビュルム氷期最盛期の氷河の広がりや厚さの推定を基にして、海面の低下を計算すると、現在より100~150メートル低かったことになり、大陸棚外縁の平均の深さと一致する。
 氷期の海面低下時に、河口部に発達した沖積平野が、海面の上昇により水没して大陸棚になったと考えられる場合や、氷河期に海に押し出された大陸氷河が海底を氷食して平坦面をつくり、氷河が溶けたあとに大陸棚となったと考えられる場合もある。
 大陸棚は、これまでも底引漁業や沿岸漁業の好漁場として利用されてきたが、最近ではさらに養殖漁業の場として活用される一方、海底油田や海底炭鉱などの海底資源の場、海上空港や埋立てによる臨海工業地帯の造成など海洋空間としての利用など、ますます価値が高まってきた。この大陸棚を自国の権益のもとに置こうとして、大陸棚の専有を宣言する国も相次いだ。しかし、その定義がまちまちで混乱がおこっているため、国連海洋法会議において統一が図られつつある。大陸斜面脚部の勾配(こうばい)変化の最大の所を基点とし、外側に60海里まで、または堆積(たいせき)層の厚みが基点からの距離の1%に減少する所までのいずれかとされている。ただし最小でも海岸から200海里まで、最大でも350海里または水深2500メートルの外側100海里以内とされている。[安井 正]

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世界大百科事典内の大陸棚の言及

【海底地形】より

… 大陸斜面slopecontinental slopeisland slope―大陸棚外縁からコンチネンタルライズの始まるところまで,あるいは傾斜の一般的減少が起こる地点までの斜面。 大陸棚shelfcontinental shelfisland shelfinsular shelf―大陸に隣接する(あるいは島の周囲)地帯で,低潮線から始まり,大洋の深所に向かって傾斜の著しい増加が起こる所までをいう。 大陸棚外縁shelf edgeshelf break―傾斜の著しい増加が起こる大陸棚の外縁の狭い地帯。…

【海】より


[海の深さ]
 世界の海洋の深度は,平均約4000mであるが,世界で最も深い記録は,太平洋のマリアナ海溝にあり,1万0920mにも達する。一般に海面から約200mの深さまでは陸地の延長とみられ,大陸棚と呼ばれる(図2)。ここから約4000mまでの深さの海底の占める面積は小さく,その傾斜は急で,これを大陸斜面という。…

【海底地形】より


[大陸縁辺部]
 大陸(または島)の周辺には浅く平たんな海底があり,その外縁で急に傾斜を増大し深海に達している。この平たん部が大陸棚,急斜面が大陸斜面,傾斜変化部が大陸棚外縁である。大陸斜面下部には大陸性堆積物が大洋底に向かって広がっている階段状あるいは緩斜面の地形があり,コンチネンタルライズといわれる。…

【海洋法】より

…最近の海洋利用は質量ともに目覚ましいものがあるが,それを反映して海洋法の規制する範囲も多岐に及んでいる。すなわち,(1)公海,領海,排他的経済水域などの水域で構成される海洋秩序,(2)海洋や海峡における航行や上空飛行の問題,(3)生物資源や鉱物資源などの開発の問題,これに関連して大陸棚や深海底などの新たな法制度,(4)海洋汚染,海洋環境保護の問題,(5)海洋の科学的調査,海洋技術の開発と移転の問題などである。海洋法は,国際法のなかでも最も古い歴史をもつ分野であるが,〈海洋法Law of the Sea〉という言葉が用いられたのはごく最近である。…

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