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オセルタミビル おせるたみびる

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知恵蔵2015の解説

オセルタミビル

インフルエンザの治療薬。成人用はカプセルで、小児用ドライシロップもある。インフルエンザのA型とB型に有効。ウイルスが細胞外に放出されるのに必要となる細胞表面のノイラミニダーゼを阻害することで、ウイルスが増殖するのを防ぐノイラミニダーゼ阻害薬。感染の初期(発症後48時間以内)に使うと有効とされる。日本では2001年の保険適用後、小児から高齢者まで広く使われていた。07年2月に、これを飲んだ中学生マンションから飛び降りて死亡するなど、異常行動を起こした例が相次いで報告され、厚生労働省は同年3月、10代の未成年患者への使用を原則中止した。その後の厚労省の調査会では、タミフルと異常行動との因果関係現時点では判定できないとされた。世界的大流行(パンデミック)を起こす新型インフルエンザにも有効と考えられ、大流行対策として日本を含めて世界各国が大量備蓄を進めている。特に大流行の初期には新型に対応したワクチンの製造が間に合わないため、タミフルによる治療や、予防的な使用が重要になってくる。

(浅井文和 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

オセルタミビル(Oseltamivir)

インフルエンザウイルス薬の一つ。商品名タミフル。1999年にスイス製薬会社ロシュが発売、日本では平成13年(2001)2月に健康保険適用となり、ロシュグループの中外製薬が製造・販売している。経口薬でカプセルとドライシロップの2種があり、世界生産量の70パーセント以上が日本で使用されている。服用による異常行動が報告されたため、10代の患者への使用は制限されているが、因果関係は明らかではない。オセルタミビルが効きにくい耐性ウイルスが世界的に拡大していることが確認されている。→ザナミビルノイラミニダーゼ

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