デジタル大辞泉
「ザナミビル」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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知恵蔵
「ザナミビル」の解説
ザナミビル
インフルエンザの治療薬の1つ。薬の働きはタミフルに似たノイラミニダーゼ阻害薬で、発症から48時間以内の初期に使うと発熱する期間を短縮する効果がある。経口薬であるタミフルに対して、専用の器具を使って粉末を口から吸い込む吸入薬であることが特徴。インフルエンザウイルスが増殖している気道に直接薬が届くという点で合理性があり、耐性ウイルスが出にくいとされている。しかし、吸入という使い方に慣れる必要があるため、タミフルに比べて使用量は少ない。タミフルを使っている患者の中に、薬が効かない耐性ウイルスが出ることが問題になってからザナミビルを見直す動きが出ている。新型インフルエンザ対策としては、タミフル耐性ウイルスが出た場合に備えて、日本を含めた各国でザナミビルも併せて備蓄する動きが進んでいる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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ザナミビル
ザナミビル
zanamivir
C12H20N4O7(332.31).合理的薬物設計によって合成された抗インフルエンザ薬.シアリダーゼを阻害することにより,インフルエンザウイルスの複製を抑制する.
分解点256 ℃.
+40.9(c = 0.9,H2O).[CAS 139110-80-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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