オプション評価モデル(読み)オプションひょうかモデル(その他表記)option pricing model

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オプション評価モデル」の意味・わかりやすい解説

オプション評価モデル
オプションひょうかモデル
option pricing model

将来の一定期間内に,一定銘柄の株式を一定価格で一定数量だけ買い付ける,または売り付けることのできる権利 (オプション) の理論価値を求めるための公式。買付選択権をコール・オプション,売付選択権をプット・オプションという。株式を即金で購入すると同時に,その株式を原株とするコール・オプションの発行者になるというポジションは,将来株価がどのような水準になろうとも,保有株式の価値とオプションのポジションの価値の相殺的な動きによってリスクのないものとなる。このような完全にリスク・ヘッジされたポジションの収益率は,裁定取引が働いて利子率に等しくなることから導かれたブラック=ショールズのモデルが有名である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む