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裁定取引 さいていとりひき

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

裁定取引

同一の投資銘柄についての上場市場間での価格差、新株と旧株の価格差、株式と転換社債の価格差など、価格の差から利益を上げること。金利と為替、あるいは東京市場とシンガポール市場などの異なる市場間で生じる相場の乖離を利用して利益を狙う。この乖離はやがては消えて、本来の均衡した水準に戻ることから、リスクが比較的少ない取引とされている。一般的な裁定取引は、株価指数先物と現物株との間の裁定取引といわれる。

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デジタル大辞泉の解説

さいてい‐とりひき【裁定取引】

arbitrage有価証券外国為替・商品などの取引で、場所的・時間的な値段や利率の差・開きを利用して鞘取(さやと)りを行うもの。

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百科事典マイペディアの解説

裁定取引【さいていとりひき】

有価証券や外国為替について価格差を利用して利益をあげること。後者は為替裁定という。前者は,東京と大阪などの市場による株価の差や,特定の有価証券短期間の相場(価格)の上げ下げ先物市場と現物市場による価格差を利用して利益を得るもの。
→関連項目金利裁定

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外国為替用語集の解説

裁定取引

アービトラージ、鞘(さや)取り。異なる2つの市場の価格差を利用して利益を得ようとする取引。例えば、現物市場の為替レートと先物市場の為替レートの、高い方を売り、安い方を買う事によって差額が利益となる。

出典|(株)マネーパートナーズ
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会計用語キーワード辞典の解説

裁定取引

市場間の相場の時間的・場所的な「ゆがみ」により生じたさや(差益)を抜く取引のことを裁定取引と言います。

出典|(株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」
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FX用語集の解説

裁定取引

アービトラージ」「さや取り」ともいい、割安のものを買い、割高のものを売ることにより、全体の上下動の影響を極力排除しながら収益を挙げる手法をいいます。例えば、株価指数の先物と現物うち、高いほうを売って、安いほうを買うという方法など、異なる市場間で金利差、価格差、直先差を利用する手法のことです。

出典|(株)外為どっとコム
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大辞林 第三版の解説

さいていとりひき【裁定取引】

市場間の価格差を利用して利益をあげる経済行為。その結果として両市場の価格差は縮小する。アービトラージ。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

裁定取引
さいていとりひき
arbitrage

同一銘柄,あるいは質的に同一と位置づけられる金融商品が異なる市場において異なる価格,金利で成立したような場合,割高なほうを売り,割安なほうを買う,売り買い両建ての投資を行なうこと。アービトラージ取引,サヤ取りともいう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

裁定取引
さいていとりひき
arbitragearbitrage positionarbitrage transaction

同一商品について、一時的な価格差(金利差)が生じた際に、割安(低金利)なほうを買い、割高(高金利)なほうを売って利益を獲得する商行為。たとえば、原油のように中東には豊富に存在して安いが、日本ではほとんど存在しないため高価な商品がある。農作物のように収穫期には安いが、それ以外の時期には不足して高値となる商品もある。経済成長を遂げている国の株式のように時間の経過とともに上昇が期待される金融商品もある。このような同一商品で生じる時間的、地理的な価格差(金利差)などを利用するのが裁定取引である。「鞘(さや)取り」「アービトラージ取引」とよばれることもある。商品のほか、株式、外国為替(かわせ)、金利、債券などで行われ、現物商品と先物商品の間のほか、期間の異なる先物商品の間や、異なる先物商品の間などでも行われる。日本の株式市場では、日経平均と日経平均先物、東証株価指数(TOPIX(トピックス))とTOPIX先物の間の裁定取引が代表的である。
 裁定取引が行われると、理論的には価格(金利)の低い市場では需要が増えて価格が上がり、価格の高い市場では需要が減って価格が下がり、しだいに価格差(金利差)は収斂(しゅうれん)していく。これを一物一価(いちぶついっか)の法則とよぶ。裁定取引には地理的・時間的に離れた市場などを接続し、資源を効率的に配分する機能がある。
 通常、裁定取引によって価格(金利)の乖離(かいり)は理論的に小さくなっていき、両者の価格差が縮小した時点でそれぞれの反対売買を行うことで利益を獲得する。理論上、リスクなしで利益を確保できるとされているが、実際には、情報収集力、豊富な資金力、取引が不成立に終わった場合などのリスク管理力などが必要とされる。[矢野 武]

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