日本大百科全書(ニッポニカ) 「オートプロバンス天文台」の意味・わかりやすい解説 オートプロバンス天文台おーとぷろばんすてんもんだいObservatoire de Haute-Provence 南フランスのサン・ミシェルにある天文台。1937年設立。1958年に当時世界第4位の口径193センチメートル反射望遠鏡が建設されたほか、120センチメートル望遠鏡など10台もの望遠鏡を有する。フランスの各大学・天文台の研究者が共同で使って観測をしている。とくに恒星のスペクトル観測では多量のデータが蓄積されており、ピレネー山中にあるピク・デュ・ミディ天文台とともにフランスの観測天文学の中心となっている。[磯部琇三 2015年5月19日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例