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カシュガル(喀什噶爾)市 カシュガルKaxgar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カシュガル(喀什噶爾)〔市〕
カシュガル
Kaxgar

漢語名はカーシー (喀什) 。中国西北地方,シンチヤン (新彊) ウイグル (維吾爾) 自治区南西部,タリム (塔里木) 盆地西縁にある市。カシュガル地区の行政中心地。自治区南部では最大の都市。南西方にはクンルン (崑崙) 山脈の高峰クングール (公格爾) 山が雪をいただいてそびえる。広いオアシスに立地し,紀元前から疏勒国の名で知られた。中国と西アジアを結ぶ交易路のパミール高原越えの要衝にあたり,南方はインドに向い,北方はテンシャン (天山) 山脈を越える道が交差した。玉器,金細工,歌舞音曲のすぐれていることでも知られた。カシュガルとは突厥語で「彫刻のあるタイル」の意味といわれ,城壁に彫刻のある緑色のタイルを用いたところから名づけられたという。人民共和国成立後,工業化が進み,綿紡織染色コンビナートのほか毛紡織,農機具,セメント,皮革などの工場が建設された。絨毯,銅器,民族衣装,皮靴,楽器などウイグル族の伝統的工芸品の生産も盛んである。付近に石油が埋蔵されている。人口 21万 5458 (1990) 。

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