崑崙(読み)コンロン

百科事典マイペディアの解説

昆侖とも書く。(1)中国の古文献《書経》に見える青海付近の民族名。また崑崙山のこと。(2)代以後南洋から渡来した黒人の称。崑崙奴(こんろんど)と呼んだ。ベトナム南部,インドネシア方面にいた。唐代以後は東南アジア人の総称

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

[一] 中国の伝説的地名。黄河の源であり、玉(ぎょく)を産出し、不死の仙女、西王母の住むという西方の楽土。漢の武帝の時には于闐(ホータン)で玉がとれることから、于闐の山を崑崙にあてていた。
[三] 中国、三国時代以後、アンナン、カンボジア、マライ半島など、南海地方の呼び名。
[四] 島の名。インドシナ半島の南沖合にあるコンドル島に対する元・明時代の呼称。全島岩石の山で、古来、航海者の目標とされた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版の解説

①中国の伝説による神仙西王母など)の住む想像上の高山
②ヒマラヤ・テンシャン(天山)両山脈の間を西走し,パミール高原に至る大山脈
西方にあり,玉の産地といわれた。
前漢の武帝のとき,張騫 (ちようけん) がホータン川の上流を踏査して玉の産地を確認し,その地方の山脈を崑崙(クンルン)と名づけたことに由来する。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

崑崙の関連情報