デジタル大辞泉 「カタストロフィ」の意味・読み・例文・類語 カタストロフィ(catastrophe) 《「カタストロフ」とも》1 突然の大変動。大きな破滅。2 劇や小説などの悲劇的な結末。破局。3 演劇で、大詰め。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「カタストロフィ」の意味・わかりやすい解説 カタストロフィかたすとろふぃcatastrophe 「倒す」を意味するギリシア語のkatastrophēに由来し、普通「悲劇的結末」とか「破局」と訳される。演劇用語としては、劇構成上の最終部分を示し、クライマックスで最高潮に達した主人公の運命がやがて逆転、下降線をたどり、残っていた運命挽回(ばんかい)の可能性も消えて破滅が決定的になることをいう。しかし、なにも悲劇にだけ適用されるものではなく、単に劇を結末づける部分をさすとも考えられ、「大団円」「大詰」と訳されることもある。この意味では日本の能の「序破急」の急がこれに相当する。[高師昭南] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例