カプサン(甲山)(読み)カプサン(英語表記)Kapsan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カプサン(甲山)」の意味・わかりやすい解説

カプサン(甲山)
カプサン
Kapsan

北朝鮮,リャンガン (両江) 道の中部南寄りにある鉱山町。カプサン郡の郡庁所在地。ケマ (蓋馬) 高原のホチョン (虚川) 江右岸にあり,ヘサン (恵山) 市から東海岸のキムチェク (金策) 市,プクチョン (北青) へ出る道路の分岐点にあたる。マグネサイト硫化鉄の鉱山があり,金と銅を産するカプサン鉱山もある。李氏朝鮮の時代から山間集落としてアサなどを栽培し,僻地として知られた。日本の統治期には土地を奪われた農民原始林を開いて焼畑農業を行なっていた。現在は麦類,ジャガイモアワなどが栽培される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android