カメラ・キャンペーン(その他表記)camera campaign

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カメラ・キャンペーン」の意味・わかりやすい解説

カメラ・キャンペーン
camera campaign

写真を主体にしたキャンペーン。代表的なものとして,アメリカの J.A.リース (1849~1914) が『イブニング・サン』紙において,ニューヨークスラム街に転落していく移民実態を『スラム街からの至急報』 (1888) と名づけ,写真と文章によるキャンペーンとして展開し,スラム街改善の世論を盛上げるのに成功した例があげられる。以後,写真による告発と証言力が認められ,数々のカメラ・キャンペーンが展開されるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む