カラチャイチェルケス(その他表記)Karachaevo-Cherkesiya/〈英〉Karachay Cherkess

デジタル大辞泉 「カラチャイチェルケス」の意味・読み・例文・類語

カラチャイ‐チェルケス(Karachaevo-Cherkesiya/〈英〉Karachay Cherkess)

ロシア連邦にある22の共和国の一。カフカス山脈西部北麓に位置する。基幹民族イスラム教徒カラチャイ人とチェルケス人だが、ロシア系も多い。鉱物資源が豊富。首都はチェルケースク。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「カラチャイチェルケス」の意味・わかりやすい解説

カラチャイ・チェルケス

ロシア連邦南西部,北カフカス地方の共和国。地域名としてはカラチャイとチェルケシア。面積1万4300km2,人口42万7000人(2010)。主都チェルケスク。民族構成はカラチャイ人31%,チェルケス人10%弱,ロシア人42%強など。言語面では,カラチャイ語は東隣のカバルディノ・バルカル共和国のバルカル人の言語に近いチュルク系,チェルケス語は同国のカバルダ人と同系統のカフカス諸語の一つ。両民族ともスンナ派イスラム教徒。ロシア革命後1922年自治州が設置されたが,第2次大戦中の1944年対独協力のかどで,カラチャイ人はバルカル人,チェチェン人,イングーシ人等とともに中央アジアほかに強制移住。1957年名誉回復し,自治州が復活。ソ連崩壊後,共和国として1992年ロシア連邦に加盟した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android