カンブレー(その他表記)Cambrai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンブレー」の意味・わかりやすい解説

カンブレー
Cambrai

フランス北部,ノール県南部の都市。付近を流れるエスコー川 (スヘルト川) はここからベルギーヘントまで運河化 (サンカンタン運河) されている。ガロ・ローマ時代からの町で,5世紀には初期フランク王国の首都。 880年にノルマン人侵入により破壊された。 1477年にはルイ 11世が占領。 1508年カンブレー同盟の締結地となり,ルイ 14世治下の 1677年にフランスに併合された。カンブレー織りなどの繊維工業,食品工業が盛んで,また酪農製品,アマ,家畜飼料,肉牛など,周辺農村の農産物集散地となっている。 15世紀の物見やぐら (高さ 70m) や大聖堂がある。人口3万 4210 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む