ユウスゲ(夕菅)(読み)ユウスゲ(英語表記)Hemerocallis thunbergii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユウスゲ(夕菅)」の意味・わかりやすい解説

ユウスゲ(夕菅)
ユウスゲ
Hemerocallis thunbergii

ワスレグサ科の多年草。キスゲともいう。日本各地の山地草原高原に生える。扁平で線形の長い葉を多数根生し,その中央から 50~80cmの花茎を伸ばして上部ユリに似た数個の花をつける。花は明るいレモン色の 6弁で夕方に開き,翌朝にはしぼむ。高原にしばしば群生してオレンジ色の一日花をつけるニッコウキスゲ近縁種であるが,ユウスゲのほうが花筒が細長く花色も淡い

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android