キバナコスモス(その他表記)Cosmos sulphureus; orange cosmos; yellow cosmos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キバナコスモス」の意味・わかりやすい解説

キバナコスモス
Cosmos sulphureus; orange cosmos; yellow cosmos

キク科一年草で,メキシコ原産。草丈は1~1.2mでコスモスに比べるとやや小さい。羽状複葉は対生し,コスモスより裂片の幅が広い。頭状花は直径4~6cmで,茎頂につく。花色は淡黄色から橙色,朱赤色まで幅があり,一重のほか八重咲き品種もある。開花期が長く,初夏から霜がおりる頃まで咲き続ける。一般に地植えされるが,草丈 30cm前後の矮性品種もあり,コンテナなどの容器栽培にも使われる。日当りと水はけのよい環境を好む。非常にじょうぶでやせ地でもよく育ち,こぼれ種からもよく発芽するため,半野生化していることがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「キバナコスモス」の意味・わかりやすい解説

キバナコスモス
きばなこすもす
[学] Cosmos sulphureus Cav.

キク科(APG分類:キク科)の春播(ま)き一年草。メキシコ原産。最近は輝赤色の品種もある。

[編集部 2022年2月18日]

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百科事典マイペディア 「キバナコスモス」の意味・わかりやすい解説

キバナコスモス

コスモス

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世界大百科事典(旧版)内のキバナコスモスの言及

【コスモス】より

…キク科の一年草。メキシコを主として熱帯アメリカに原産するコスモスは25種を超えるが,園芸種の基礎となったのは次の2種である。(1)コスモス(和名アキザクラ,オオハルシャギク)C.bipinnatus Cav. (イラスト)秋に群生して咲く様子がサクラの花に見えるので秋桜の名があるように,基本種は短日で花芽を分化するため,10月に開花する。コロンブスのアメリカ大陸発見後,ヨーロッパに入り,しだいに改良され庭園や切花に栽培されるようになった。…

※「キバナコスモス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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